デイサービスの業務でポイントになること

通所型のデイサービスは、介護が必要な高齢者を日中だけ預かる介護サービスです。

介護が行われる施設への送迎には、小型バスなどの車両が使用されるのが一般的です。朝に要介護者が住む住宅まで迎えに行き、夕方に送り届けるのが基本であり、通常は日中だけサービスを提供します。しかし、施設によっては、事前に申し込みをすれば、介護を夜間まで延長したり、1泊したりすることが可能な場合もあるようです。

そんなデイサービスの仕事は、一般的な介護施設での勤務と大差はありませんが、送迎がある点は注意しなければなりません。歩行が困難になっている利用者の場合は、車両から乗り降りするときにしっかりと身体を支えてあげなければ、怪我の原因になりかねません。また、デイサービスは定期的な利用者が多い傾向にありますが、稀にしか利用しない人もいます。このような利用者の場合、定期的な利用者とは異なり、性格や好みの判断がしにくいので、慎重な対応が求められます。

デイサービスの内容は、食事と入浴が基本になり、身体機能の維持や認知症の予防のためにレクリエーションや軽いトレーニングが行われることもあります。レクリエーションやトレーニングには専門スタッフが参加することもありますが、内容によっては全てを介護スタッフが担うことも珍しくありません。そのため、レクリエーションや身体トレーニングに関する知識が必要になります。毎回同じことを繰り返すと利用者が飽きてしまうので、スタッフは企画力が試されます。